優秀賞
働きものシェルター
‐Shelter Overlapping with Wind‐
馬場 隆介
鹿島建設 建築設計
現代の家は性能が高すぎるし、暮らす上で困ることなんてほとんど無いように感じる。「働きものの家」を本当に必要としているのは、有事の際に必要な家(シェルター)に住まう人々ではないだろうか。歴史上最も深刻な難民危機を迎えている現代。国連の統計によると全世界では6500万人にも及ぶと言われる。シリア内戦以降、急激に増加し続ける難民とその国境周辺での受け入れ拒否、難民キャンプ不足と生活環境の悪化等の問題を抱える。本提案では、このような現状に対して、難民キャンプでの居住環境を改善するべく建築的対処療法を「働きもの家(シェルター)という視点で考える。
難民キャンプでの電力不足に対しては、空気を規定する小さな風力発電ファサード。高密度で水はけの悪い地盤に対しては、風の通り抜ける家(シェルター)として機能する「働きものの家」を提案する。
難民キャンプでの電力不足に対しては、空気を規定する小さな風力発電ファサード。高密度で水はけの悪い地盤に対しては、風の通り抜ける家(シェルター)として機能する「働きものの家」を提案する。
(2019年度)第26回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「働きものの住宅」
審査員:中村 好文氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
優秀賞 | 馬場 隆介 鹿島建設 建築設計 | 働きものシェルター ‐Shelter Overlapping with Wind‐ | 作品 | 400 | |
優秀賞 | 白井 雅人 東洋大学 大学院 理工学部 建築学専攻 | 小さな連関の構築 | 作品 | 共同制作者/ 石井 桃子 | 400 |
奨励賞 | 安田 星香 福井大学 工学部 建築・都市環境工学科 | Re Light House | 作品 | 350 | |
秀作 | 坂本 真希 崇城大学 大学院 建設システム開発工学専攻 | シャル・ウィ・ハウス | 作品 | 共同制作者/ 大城 翔茂 | 300 |
秀作 | 落合 諒 東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 | モノが彩るイエの灰インフラ | 作品 | 共同制作者/ 七五三掛 義和 | 300 |
佳作 | 山本 康二 豊田工業高等専門学校 建設工学 | Gnomes’ Village | 作品 | 150 | |
佳作 | 江邨 梨花 日本大学生産工学部建築工学科 居住空間デザインコース4年 建築意匠 | 夏、雪室で会いましょう | 作品 | 共同制作者/ 鈴木 輝 | 150 |
佳作 | 楊 翌呈 東京理科大学大学院 理工学研究科建築学専攻 | 私と干潟の故事 | 作品 | 共同制作者/ 青山 実樹 | 150 |
佳作 | 佐藤 稜 三重大学大学院 工学研究科 建築学専攻 | めぐる雨、あしたへ生きる | 作品 | 150 | |
合計9件 | 総額 2,350 |