佳作A
Noah’s Ark ~コンテナハウスが飛来する未来~
鏡 亮太
名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 芸術工学専攻 建築都市領域
共同制作者/太田 将司
日本の仮設避難所にはプライバシーの問題やコミュニティ形成のための場所の不足など解決すべき問題が数多く存在します。そこで、SRC造の津波避難タワーおよびコンテナハウス加工場を全国の沿岸部に計画する。津波避難タワーにはあらかじめ地域の人が利用する公民館的な施設を計画することで立体的なオープンスペースなる。このタワーは”止まり木”として日常的には、地域住民の使う公民館的に機能します。そこに観光地化してホテルが不足した場合や住戸が不足した場合、震災が発生した時には、住戸用に加工されたコンテナがコンテナ加工場から”鳥のように”飛来して仮設集合住宅を形成します。公民館的な機能はそのまま集合住宅のコミュニティスペースやラウンジとなりこの建築に賑わいを生みます。この飛来するコンテナ群と津波避難タワーによって各地の沿岸部に集合住宅が生まれては消える新たな風景を創造します。
(平成30年度)第25回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「日本のアジール・フロッタン」
審査員:遠藤 秀平氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
優秀賞 | 砂田 頼佳 東京大学工学系研究科 建築学専攻 | 十二隻の難民 | 作品 | 500 | |
優秀賞 | 佐々木 のぞみ 札幌市立大学デザイン学部 デザイン学科 人間空間デザインコース | 知をたどるクジラ | 作品 | 共同制作者/石井 桃子 (札幌市立大学デザイン学部デザイン学科) | 500 |
優秀賞 | 名畑 碧哉 フリーランス | たゆたい、くっつく島 | 作品 | 共同制作者/ 小野 里紗 (フリーランス) | 500 |
佳作A | 鏡 亮太 名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 芸術工学専攻建築都市領域 | Noah’s Ark ~コンテナハウスが飛来する未来~ | 作品 | 共同制作者/ 太田 将司 (名古屋市立大学大学院 芸術工学専攻建築都市領域(芸術工学研究科ランドスケープ専攻大野暁彦研究室)) | 150 |
佳作A | 横山 隼也 東京大学大学院 建築学専攻 | たゆたう | 作品 | 共同制作者/ 二上 和也 (東京大学大学院建築学専攻) | 150 |
佳作A | 高橋 一稀 京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 | 陸の箱舟 -非常と日常を漂流する木造小屋- | 作品 | 共同制作者/ 川上 周造 (京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻) | 150 |
佳作A | 今枝 龍哉 株式会社梓設計 | 船湯 SEN-TO | 作品 | 共同制作者/ 後藤 正太郎 (株式会社梓設計) | 150 |
佳作B | 森井 大睦 九州大学芸術工学部 環境設計学科 | Bulles de croître 成長する泡 | 作品 | 100 | |
佳作B | 馬場 隆介 鹿島建設 建築 | 海ヲ洗濯スル漂泊船 ~Asile flottant as a bearch purification ship | 作品 | 100 | |
佳作B | 北山 勝哉 首都大学東京大学院 建築学域 | モノの方舟 | 作品 | 共同制作者/ 佐藤 睦 (首都大学東京大学院 建築学域) | 100 |
佳作B | 鈴木 翔之亮 フリーランス | <植/食>生する方舟 | 作品 | 100 | |
合計11件 | 総額 2,500 |