佳作B
<植/食>生する方舟
鈴木 翔之亮
フリーランス
日本のアジール・フロッタンのカタチとして都市化の激化によって難が生まれるであろう台地に着目する。一般的な船舶は冷たい、そこで人々が踏み固めてきた台地、緑、生物を育む台地を取り込むことで温かさと豊かさを得る。また、植物と食物を兼ね備えることで心身の両面をサポートする。有事には船舶内での自立が生まれ自給自足につながつていくであろう。船舶の移動自由性は日本の様々な地域へと出向き植物を運ぶことを意味する。植物によってその場その土地の空気を明るく彩のあるものにすることが新たなアジール・フロッタンの復興の仕方である。現代社会が目指すハイテクとは違う元来の暮らしは誰にでも開かれた小さな村とでも言える。
(平成30年度)第25回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「日本のアジール・フロッタン」
審査員:遠藤 秀平氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
優秀賞 | 砂田 頼佳 東京大学工学系研究科 建築学専攻 | 十二隻の難民 | 作品 | 500 | |
優秀賞 | 佐々木 のぞみ 札幌市立大学デザイン学部 デザイン学科 人間空間デザインコース | 知をたどるクジラ | 作品 | 共同制作者/石井 桃子 (札幌市立大学デザイン学部デザイン学科) | 500 |
優秀賞 | 名畑 碧哉 フリーランス | たゆたい、くっつく島 | 作品 | 共同制作者/ 小野 里紗 (フリーランス) | 500 |
佳作A | 鏡 亮太 名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 芸術工学専攻建築都市領域 | Noah’s Ark ~コンテナハウスが飛来する未来~ | 作品 | 共同制作者/ 太田 将司 (名古屋市立大学大学院 芸術工学専攻建築都市領域(芸術工学研究科ランドスケープ専攻大野暁彦研究室)) | 150 |
佳作A | 横山 隼也 東京大学大学院 建築学専攻 | たゆたう | 作品 | 共同制作者/ 二上 和也 (東京大学大学院建築学専攻) | 150 |
佳作A | 高橋 一稀 京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻 | 陸の箱舟 -非常と日常を漂流する木造小屋- | 作品 | 共同制作者/ 川上 周造 (京都大学大学院 工学研究科 建築学専攻) | 150 |
佳作A | 今枝 龍哉 株式会社梓設計 | 船湯 SEN-TO | 作品 | 共同制作者/ 後藤 正太郎 (株式会社梓設計) | 150 |
佳作B | 森井 大睦 九州大学芸術工学部 環境設計学科 | Bulles de croître 成長する泡 | 作品 | 100 | |
佳作B | 馬場 隆介 鹿島建設 建築 | 海ヲ洗濯スル漂泊船 ~Asile flottant as a bearch purification ship | 作品 | 100 | |
佳作B | 北山 勝哉 首都大学東京大学院 建築学域 | モノの方舟 | 作品 | 共同制作者/ 佐藤 睦 (首都大学東京大学院 建築学域) | 100 |
佳作B | 鈴木 翔之亮 フリーランス | <植/食>生する方舟 | 作品 | 100 | |
合計11件 | 総額 2,500 |