佳作B賞
みんなでつくる大きなおうち
―ワザによりお互いを尊重し、みんなを受け入れる―
野中 美奈
横浜国立大学大学院 Y-GSA
この家にはものづくりの卵たちが自分の特技を磨くために住んでいる。しかしここの住人だけでこの家は完結しない。大きな家とは、誰でも受け入れられるみんなにとっての居場所でもある。誰でも受け入れられる場となるには、自分と他者がお互いに理解している状態に偶然なることが望ましい。そこで、誰もが持っている特技-ワザをお互いを理解する媒介として交流できる場を提案する。ワザをきっかけにお互いを知り、対話や行動から信頼が生まれることで自分たちの居場所であることを実感する。
ワザで交流が生まれる場所は主にワザ工房とみんなの市場である。みんなの市場は既存の構造体に自分たちで加工してワザを展示できる場所としてカタチを更新していく。
ワザをうまく表現できるものづくりの卵たちが中心となり、マチの人たちも自分のワザを表現できる。やがて、マチに散らばったワザがこの場に集まり、それらが共鳴するとマチ全体が大きな家となっていく。
ワザで交流が生まれる場所は主にワザ工房とみんなの市場である。みんなの市場は既存の構造体に自分たちで加工してワザを展示できる場所としてカタチを更新していく。
ワザをうまく表現できるものづくりの卵たちが中心となり、マチの人たちも自分のワザを表現できる。やがて、マチに散らばったワザがこの場に集まり、それらが共鳴するとマチ全体が大きな家となっていく。
(令和4年度)第29回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「大きな家」
審査員:平田 晃久氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
金賞 | 早坂 愛佳 東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 | 川を守る者達 | 作品 | 1,000 | |
銀賞 | 服部 圭佑 九州大学大学院芸術工学府 | 3センチの空をつかまえる家 | 作品 | 共同制作者/ 柳 雄貴 | 500 |
銅賞 | 坂野 修平 フリーランス | 批評するキリン | 作品 | 300 | |
佳作A賞 | 杉山 峻涼 武蔵野美術大学 建築学科 | 大きなおだんごの家 | 作品 | 120 | |
佳作A賞 | 野中 郁弥 横浜国立大学大学院Y-GSA | 船を造ること、海を使うこと、街を育てることー造船業がつくる新しい大きさの中に暮らすー | 作品 | 120 | |
佳作B賞 | 宮本 皓生 工学院大学建築デザイン学科 | うつろいの映写機 | 作品 | 100 | |
佳作B賞 | 西尾 依歩紀 金沢工業大学 建築学部 建築学科 | 溜(タ)め家(イエ) ―ため池と共に生きる大きな家の提案― | 作品 | 100 | |
佳作B賞 | 野中 美奈 横浜国立大学大学院 Y-GSA | みんなでつくる大きなおうち ―ワザによりお互いを尊重し、みんなを受け入れる― | 作品 | 100 | |
佳作C賞 | 岩下 隆平 東京工業大学 環境社会理工学院 建築学系 | 境界線に屋根をかける | 作品 | 80 | |
佳作C賞 | 後藤 樹也 東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 | 不完全が生む寛容な家 | 作品 | 共同制作者/ 竹澤 龍河 | 80 |
合計10件 | 総額 2,500 |