入選
Water Tree House
下田 康晴
広島大学 大学院 社会環境システム
共同制作者/西川 佳香
21世紀のサステイナブルな住居として、植物を建築のモデルとした住居「ウォーターツリーハウス」を提案する。この「ウォーターツリーハウス」は、植物としての木の営みをメタファーとすることで、自然の循環の中で建物自らがエネルギーを自給自足し、自らのエネルギーの循環の中で快適な環境をつくりだす。また同時に、ひとつひとつの住居が外部の環境に応答しながら微気候を発生させていくというこのメカニズムは、住居単体としての枠を超えた外部環境を生み出すという開かれた住居を意図している。単体としての閉じた住居ではなく環境体としてあり続けるこの住居は、新たなまちをつくりだすことで、住居としての枠組みを超えて、様々な使い方を喚起する。そして常に使われ続けることで建築としての在り方も、さらには都市環境をも循環させていくことができるということがサステイナブルな住居のあり方としてふさわしいのではないかと考えた。
(平成17年度)第12回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「サステイナブルな住居」
審査員:難波 和彦氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
入選 | 雨宮 廣明 日本大学 大学院 理工学研究科 建築学 | URBAN HOUSING | 作品 | 300 | |
入選 | Samuel Tan 北海道大学 大学院 工学研究科都市環境工学 | A Box with 100 LAYOUTS | 作品 | 300 | |
入選 | 土屋 友香 武蔵野美術大学 大学院造形研究科 | NAGAYA 2XXX | 作品 | 300 | |
入選 | 田中 渉 東京大学 大学院 工学系研究科 建築学 | 『sandbag house』 | 作品 | 共同制作者/ 岩元 真明 (東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻) 椎名 諒 (東京大学大学院 新領域創成学研究科 環境学専攻) | 300 |
入選 | 下田 康晴 広島大学 大学院 社会環境システム | Water Tree House | 作品 | 共同制作者/ 西川 佳香 (広島大学大学院 社会環境システム専攻) | 300 |
佳作 | 髙橋 慎一郎 土の空間工房「SOBATO」 代表 | 廃材の家 | 作品 | 100 | |
佳作 | 小縣 信也 YKK AP 株式会社 | 調湿の家 | 作品 | 共同制作者/ 杉本 英一 (大阪市立大学大学院 都市系専攻) | 100 |
佳作 | 綾城 圭 東京理科大学 理工学部建築学科 | permanent boxes | 作品 | 共同制作者/ 松本 巨志 (東京理科大学 理工学部建築学科) | 100 |
佳作 | 田辺 裕美 首都大学東京 工学研究科 建築学 | SKIN HOUSE | 作品 | 共同制作者/ 塩谷 智樹 (首都大学東京 工学研究科建築学専攻) | 100 |
佳作 | 川島 範久 東京大学 大学院 工学系研究科 建築学 | マチノアルイエ | 作品 | 共同制作者/ 小見山 陽介 (東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻) | 100 |
合計10件 | 総額 2,000 |