入選
SKIN HOUSE
田辺 裕美
首都大学東京 工学研究科 建築学
共同制作者/塩谷 智樹
私たちは半屋外のような空間をもつサステイナブル住宅を提案する。特徴は大きく分けて3つある。 1つめはアルミルーバーをガラスで挟んだスキンで覆われていること。構造体でもあるアルミが断面的に途切れることなく一周していて、 アルミの特性である熱伝導率の高さによって、冬場にまるでオイルヒーターのように熱が循環して室内があたためられる。2つめはアルミの加工性のよさを生かし、 繊細なアルミルーバーとし、日射を遮蔽するだけでなく、より軽く透明性を帯びたメッシュのような空間になること。3つめは建物のボリュームは夏場に自然換気が起きるような断面形状となっていること。 今までのサステイナブル住宅は内部環境を快適にするため外部に対して閉鎖的になることが多かった。しかし、今回提案する高性能なアルミルーバーのスキンにより、快適な室内環境をつくりながらも外部環境とのさまざまなつながりをもつ住宅である。
(平成17年度)第12回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「サステイナブルな住居」
審査員:難波 和彦氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
入選 | 雨宮 廣明 日本大学 大学院 理工学研究科 建築学 | URBAN HOUSING | 作品 | 300 | |
入選 | Samuel Tan 北海道大学 大学院 工学研究科都市環境工学 | A Box with 100 LAYOUTS | 作品 | 300 | |
入選 | 土屋 友香 武蔵野美術大学 大学院造形研究科 | NAGAYA 2XXX | 作品 | 300 | |
入選 | 田中 渉 東京大学 大学院 工学系研究科 建築学 | 『sandbag house』 | 作品 | 共同制作者/ 岩元 真明 (東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻) 椎名 諒 (東京大学大学院 新領域創成学研究科 環境学専攻) | 300 |
入選 | 下田 康晴 広島大学 大学院 社会環境システム | Water Tree House | 作品 | 共同制作者/ 西川 佳香 (広島大学大学院 社会環境システム専攻) | 300 |
佳作 | 髙橋 慎一郎 土の空間工房「SOBATO」 代表 | 廃材の家 | 作品 | 100 | |
佳作 | 小縣 信也 YKK AP 株式会社 | 調湿の家 | 作品 | 共同制作者/ 杉本 英一 (大阪市立大学大学院 都市系専攻) | 100 |
佳作 | 綾城 圭 東京理科大学 理工学部建築学科 | permanent boxes | 作品 | 共同制作者/ 松本 巨志 (東京理科大学 理工学部建築学科) | 100 |
佳作 | 田辺 裕美 首都大学東京 工学研究科 建築学 | SKIN HOUSE | 作品 | 共同制作者/ 塩谷 智樹 (首都大学東京 工学研究科建築学専攻) | 100 |
佳作 | 川島 範久 東京大学 大学院 工学系研究科 建築学 | マチノアルイエ | 作品 | 共同制作者/ 小見山 陽介 (東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻) | 100 |
合計10件 | 総額 2,000 |