入選
9つの森の住処
羽村 祐毅
京都大学 建築学科
共同制作者/木下 一穂
この家には、9つの森が住んでいます。
この家の住民は、この森と対話しながら、自分の住みどころを見つけていきます。
具体的には、9つの筒状の空間が隣接した状態で、地中にうめこまれています。1つ1つの筒状の単位空間は、それぞれ、水、光、緑、そして深さをパラメーターとし、独特の性格を与えられています。水面下でゆらゆらとした光の中にいるような空間、緑のおいしげる空間、谷底にいるような空間、等、様々な質を持っています。
普通、家とは、与えられた特定の機能の部屋を使いこなしていく、という性格が強いと思いますが、この家では、この9つの異なる質を持つ空間の中を、住み手がまるで森を散策し居場所を見つけていくように生活していきます。
この家の住民は、この森と対話しながら、自分の住みどころを見つけていきます。
具体的には、9つの筒状の空間が隣接した状態で、地中にうめこまれています。1つ1つの筒状の単位空間は、それぞれ、水、光、緑、そして深さをパラメーターとし、独特の性格を与えられています。水面下でゆらゆらとした光の中にいるような空間、緑のおいしげる空間、谷底にいるような空間、等、様々な質を持っています。
普通、家とは、与えられた特定の機能の部屋を使いこなしていく、という性格が強いと思いますが、この家では、この9つの異なる質を持つ空間の中を、住み手がまるで森を散策し居場所を見つけていくように生活していきます。
(平成21年度)第16回ユニオン造形デザイン賞
テーマ:「透明な家」
審査員:安藤 忠雄氏 審査講評
賞 | 受賞者氏名/所属機関 | 作品名 | 共同制作者 | 賞金 (単位:千円) | |
大賞 | 小野 志門 日本大学 大学院 理工学研究科 建築学 | 透明に残る家 | 作品 | 600 | |
優秀賞 | 田中 和沙 東京電機大学 大学院山本圭介空間デザイン研究室 建築学 | 角の家 | 作品 | 400 | |
優秀賞 | 三代 圭祐 広島大学 大学院 工学研究科杉本研究室 社会環境システム専攻 | 大地の庇の家 | 作品 | 共同制作者/ 古田 真史 (広島大学大学院工学研究科社会環境システム専攻) | 400 |
優秀賞 | 長島 薫 広島大学 大学院社会環境システム専攻 建築設計学 | マジックミラーハウス | 作品 | 400 | |
入選 | 美濃島 健人 武蔵野美術大学 建築学科 | うつろう家 | 作品 | 100 | |
入選 | 羽村 祐毅 京都大学 建築学科 | 9つの森の住処 | 作品 | 共同制作者/ 木下 一穂 (京都大学大学院建築学専攻) | 100 |
合計6件 | 総額 2,000 |